2002年11月 7日開設、2003年12月16日更新
米国修行の旅
来いの行くのと言い始めてから早2年。とうとうやってきた米国は森の洞(Woods Hole, MA)。
TOEFL-CBT, 177pts.でどうなりますやら…(174pts.が所内選考基準)。院試以来、相変わらずの低空飛行ですな。ま、帰ってくればそれで良しという気もします。
目次:
1.着任のドタバタ
2.家と車と銀行と
3.食生活
4.細かい違いもろもろ ! 2003年 9月20日追加 !
5.留守番仰天記
6.嫁さん再び 〜 2003年12月16日補足
6.1. 奥様大冒険 〜 その出口を抜けると、カウンターはアリタリアだった……?
7.退却戦 ! 2003年12月16日追加 !
1.着任のドタバタ
まぁ、JFK, NYまではいつも通りですからどうと言うことはありません。
とはいえ、離陸が30分以上遅れたので、入国審査を考えるとちと厳しい。
しかも、747の2階席の一番前で、immigrationは長蛇の列。
案の定、乗り継ぎカウンターについたのは離陸の25分前で、再チェックインを指示されます。
しかも、ターミナル間の移動が長く、バスも来ないと言う有様。
チェックインカウンターについたときは離陸時間を5分過ぎていました。
仕方なく、次の便: 2時間20分もあとを待つことに。
乗り継ぎ先のボストン、ローガン国際空港からは長距離バスに乗りますが、それも1便遅れます。
迎えに来てくれるはずの受け入れ担当者(以下ボスと略記)に電話。しかし、オフィスも自宅も留守電。
仕方なく再三電話を入れますが、結局繋がったのはバス停に降りてからでした。
くどい味のJFKでのミートボール入りスパゲティミートソース($10もした!)以来の夕食は
ホットサンドイッチw/beerで夜も更けます。
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2.家と車と銀行と
さて、ボス宅にお邪魔しながらまずは家探し。
ビジターの多い研究所だけあって独自のhousing webを持っていますが、
避暑地である関係か通年の物件があまりありません。
ボスにオフィスから電話をかけて貰っても昼間は留守電ばかり。
夜ボス宅に戻って奥さんに掛けて貰ってようやく一軒捕まります。
翌日昼に見に行くと大家の敷地内に形だけ離して建てられた離れ。
とは言っても、8年間お世話になった下宿どころか、就職した際の2DKより広い。
夏のリゾート仕様なのか、洗濯機がありません/入りませんが、付き添ってくれたボスの奥さんも、
勿論大家も、近くにいくらでもコインランドリーがあるから大丈夫、と言います。
何しろ、ちょっと強面だけれど目の優しい大家で、私には勿体ないようなオーブンまでありますし、
電話以外のutilities: 電気ガス水道がコミでガス給湯器がありますから、これからの季節悪くなさそう。
大家の奥さんの趣味で内装しているらしいのですが、ちょっと可愛らしすぎるのが難点かも。
ともかく決めてしまって、銀行口座の開設へ。
銀行では待つこと暫し、ですが、tellerの応対も親切であっさり済みました。トラベラーズチェックをデポジットして終わり。
この後で気づいたのですが、鍋、フライパン、ナイフ類、皿、コーヒーメーカーまで揃っているのに、電子レンジが無く、
電話機が何故か2台あるし、なんか什器類に偏りがある気がしますねぇ。芝生の中に煉瓦の引っ込みつきだし。
どのみち、車なしでは生活できないところな訳で、それでもペーパードライバーの私には
通勤路が繁華街を通らず、信号も無しというのがちょっとは気休め。
小切手帳は本当に1週間後に届きました。大したものです。
それに比べて社会保障番号の方は困りもの。立て続けに3日も問い合わせたら、
留守録に入れてやるから待ってろ、
とあきれられてしまいました。
やっと届いた16日に受付日を見たらば、11月 8日付。
なるほど、7日まで頻繁に問い合わせてもダメなわけだ。
まぁ、先輩が残していった車を譲り受ける手筈なのでものは決まっているのですが、
いかんせん、上記番号が車両保険の契約に必要、車両保険はナンバープレートの登録に必要、
ナンバーがなければ車検を受けGSに行こうにも公道に出られません。
もっとも、私の10年ぶりの運転もひどいもので、中継ぎで車を管理していた方には
もう少しキャンパス内で慣れた方が良いですね、
とのご助言を頂戴しています。※ 自分の面倒を自分で見れる状況になるのはいつのことか…(12日)。
さて、うちの家内がうらやむ?Veterans Dayという休日が11日、翌日は実験室のボスを捕まえるべく右往左往。
一日置いて、13日朝に電話をしたらば発給されておりました。
さて、前からお願いしていた方に付き添いを頼み、保険屋へ。ここが車両登録も$10で代行してくれます。
昼休みに出かけて、保険選びと車両登録(電話でやってたらしい)。
ナンバープレートも手渡され、都合1時間半くらいで戻ってこれました。
そのまま、研究所構内駐車場の登録も行って、暗くなってからドキドキしながら帰ります。
…… やっぱり、擦った …。
さて、動揺した私は、車検が不安になりさんざん迷ったあげく電話で様子を伺い一安心。
翌朝、車検に行きましたが、部品が1ヶ所要交換とかで車検代に$88を加え、
1時間余分に待って終了。その間に、スターバックスコーヒーで一杯、文房具屋で関数電卓の購入。
さすがHPとTIがあるのは本場ですが、数はCASIOとSHARPの方が圧倒的しかも安い。
いつもの早川電器商会製2行表示を12$にて購入。
夜、近い方のスーパーの隣のホームセンターで車体の色のスプレーを購入。
これで終わりかと思ったら、週末に保険屋からPre-insurance inspectionの指示が来ます。
保険屋には車の写真が必要なようで、それを撮ってこい、とのこと:無料。
2枚の用紙には片方は、「こいつをしないと保険が下りないよ」と書いてあり、
もう一方には「車検を既に済ませていたら無視せよ」と書いてあり、???
ボスに聞きますが彼も困惑したか結局保険屋に聞いて上記の如し。何なんだ?
最終的な残金の請求書は、またも大雨の日、12月12日に来ていました。
checkを郵送する封筒は入れてきてくれるのに、切手は支払う側が貼る、なんて感覚もちょっと違いますかね。
分割しても良いようで、その代わり毎回手数料が掛かるそうな。
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3.食生活
さて、私の感覚では巨大なスーパーが2ヶ所徒歩10分の所にありまして、
そのうち、私がカードを作っていない近い方では世界の食材コーナーがあります。
カレールーもあったそうですがちょっと探せませんでした。カリフォルニア産中粒米はそこでなくても置いてますが。
醤油、味噌、豆腐はあるのですがだしの素がありません。これはあらかじめ先輩に聞いていたわりには
持ち込むのを忘れたのですが、なんと、ボス宅に以前の滞在者の方が置いていった箱がありまして、戴いてしまいました。
カップラーメンも袋ラーメンも日本の2〜3倍の値段ですが置いてはあります。ただし、カップラーメンのチキン味はいいとして、
袋ラーメンの方の"creamy chiken flavor", "mushroom flavor"はいかがなものか?
面白そうなので家内が遊びに来たときに試してみました。
"creamy chiken flavor"は、なんて事はない、鶏ガラ白湯スープでした:2002年12月23日調査。
色味と風味を表現したのでしょうね。さすれば、"mushroom flavor"の方は椎茸だしのしょうゆ味でしょうか。
これはあたり。しかし、"oriental flavor"のほうが醤油ラーメンらしい味。年が明けてから隔週末くらいで食べています。
さて、車の手続きは順調に遅延していますので、2週間たっても未だにボスに迎えに来て貰ったり、
日本人研究者の方に買い物に便乗させて貰ったりしていました。
11月12日、SAL便(エコノミーエアメールといったところか)で送った荷物が到着し漸く文献類、未処理のデータとともに
電子レンジ用1合炊き炊飯器が届きました。これは豪州在住のこれまた研究者の方に教えていただいた道具で、
東急ハンズで2500円くらいだったでしょうか。早速今日はボスの車で早帰りし、炊いてみました:米は先週買っていた。
国内では500Wで10分ということでしたから、1200W (!)のこちら規格では5分で長いかなと思いましたが「可」くらいでしたね。
ともかく、久しぶりに一人分の食事を作るととにかく余しますね。
1合のご飯も2膳分だし、ジャガイモ2個、人参(えらい細いですな。保ちは随分良いですが)3本でスープ風にすれば
4食残るという有様。昼食はカフェテリアがありますが、ボスを見習ってサンドイッチを持っていってスープ(小1.5$大2.5$)を買う毎日。
さて、立派なオーブンがついていますが、私は日本で使ったことがありません。
ガスを捻っても点火が見えないのでかなり不安。とうとう、土曜日にオーナーに教えて貰います。
…確かに、点火火花のフラッシング音に混じってガスの点火音も聞こえるけどさ。
その日は久しぶりに遠い方のスーパーに出かけ、初めて魚を買います。ティラピアだそうな。
# 日本国内でもマダイ代替品として養殖されているとか。
夕食に早速、ホスト宅滞在中の見聞を見まねでタマネギみじん切りとブロッコリーをチキンコンソメとバターで煮込み、
火が通ったところで主役投入。塩と胡椒をふって焼きます。待つこと暫し、まずまずの味に。
次の買い物の際に気づいたのは、鶏肉が高い!
かなりの大きさ3切れ入りの豚肉と鶏肉を買ったのですが、porkは$4、chickenは$7。これは驚いた。
ではbeefは?1ヶ月になりますがまだ買ってません:半年経ってもまだ買ってません。
この1ヶ月最初の買い物からまだ生き残っているのは、
ベーコン(安売りで調子に乗って2パックも買った)、タマネギ、ジャガイモ、米(これは実働2週間)。
まぁ、米以外は全てあと1回分ですが。
オーブンで焼いてとろけるようになったタマネギがいい味ですなぁ。
厚手の鍋が初めから置いてあって、家内に教えて貰った蒸し煮風に使ってみます。
判ったこと、私はビーフコンソメ派だ:チキンコンソメはダメらしい…。
さて、この鶏肉が高い話をボス宅の夕食に呼ばれた際にしましたら、
「切った鶏肉を買うからだ。鶏は1羽丸ごと買うものだ」と言われました。捌けなきゃ教えてやる、とまで。
でもね、教えて貰ったとしても、1羽丸ごとなんて食べるのに何日掛かるのやら…。
… ?? to be continued ?? …
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4.細かい違いもろもろ
生活の周期には日、週、月、年、…とある訳ですが、これ以上の繰り返し単位は帰るまで巡ってこない2ヶ月目となりました: 12月 3日起草。
1ヶ月(〜2ヶ月)に一回だけ、というものもあるわけで、
そういうことに限って結構違いが気になったり、いつまでもおぼえられなかったり致します…。
4.1.床屋
月1回(程度)モノで一番最後がこれ。とうとう、耳に掛かる髪が気になって先週末、家のオーナーにオススメを訊いて行って来ました。
さて、広い室内、大きな鏡の前にイスが並んでいるのはまぁ同じですが、あの、床屋特有の流しがありません。
水、湯いっさい使わないのです、これが。かみそり(レザー)も当てませんし、
切った髪はテーブル(流し相当部)脇の掃除機吸い込み口にホースをさしてそれで吸い込みます。
ですから時間も早いし(一人20分くらい)、お値段も安い(12$+tip)。これが標準なのですかね?
高校の時の英会話の教科書では日本風の床屋さんが出演?していましたが:あれは日本のお話なのか?
どうやらかならずしも標準ではないみたいです。
件の床屋に久しぶりに(先月事情により一時帰国したので)出かけたところ、営業日の筈なのに閉まっていました。
明かりが点いてないだけでなく、営業時間の札もありませんでしたので、廃業か休業か?
ともかくだいぶ伸びていて鬱陶しかったので、オーナーが余りよい顔をしなかったモールの中にある床屋へ。
車検の間に飲んでいたスターバックスがあるモールの隅にあります。
毎週土曜日、洗濯屋で乾燥機に掛けている間に一杯飲むのが習慣になっているのでそのついでに覗いてみました。
繁盛はしているのはちょっと安心ですが、乾燥時間内には無理そうだったので、終わってからもう一度寄りました。
丁度良く席が空いたところで、すぐさま始まります。
鏡に背を向けて椅子に座り、理髪師?がバンバン切っていきます。
概ね切り終わったところでくるりと椅子を回して様子を見せてくれますが、眼鏡をかけないとまるっきり見えません。
頷くと、また背を向けさせて泡立てた石鹸と剃刀を使って襟足・切り裾を整えていきます。
で終わると、箒で頭を払ってお終いです。掃除機は無し:帰ってすぐにシャワーを浴びました。
掃除機を掛けてもシャンプー付きで洗うほどは除去し切れませんから、まぁ、考え方次第ですかね。
お値段は同じでした。
日本から来ている先輩の話では、通りを挟んだモールの向かい側の床屋もそんな感じとか。
掃除機のあるなしはどっちでも良いかな、って気もします。(2003-07-28)
4.2.電話
第二電電なんて言葉も死語になりつつあるようですが、要するに誤差の範囲内(?)でNTT独占が我が国。
当地はかなり狭い地域ごとにlocalの電話会社(carrier)が分かれていて、往々にして決まっているというのは割と知られているとおりです。
長距離・国際通話はいろいろな会社を選べるのは日本同様。
もっとも、会社自体の数も多いですし、料金コース、サービスなど選択肢はうんざりするほどですが。
さて、こういったlocal carrier間の関係が良くは判りませんが、驚いたのは、同一地域内に市外局番が2つ在ること。
こちらは電話番号が足りなくなると局番を増設して対応するという豪快な手法を用いるためのようです。
おそらく壮絶な田舎まで(woods holeもか)ことごとく
(xxx)yyy-zzzz
すなわち、
xxx: area code 市外局番相当
yyy: exchange code 市内局番相当
zzzz: 番号
という構成なのですが、そもそもyyyが飛び飛びで、滞在先の研究所なんて偉そうに独自のexchange code持ってますし
今まで508という市外局番だった居住地域が新たに774というのを貰うみたいです。
さらに、同一市外局番地域内も(相当広いので)、遠距離扱いするところとしないところがあるので、
すぐとなりにかける時に市外局番から10桁かけなきゃいけなくて、
遠距離ではさらに頭に1を付けるという面倒なことになってます。
4.3.休暇
さて、この1週間ほどはおおよそクリスマス休暇で、下記のように留守番を仰せつかったわけですが、
研究所では留学生を中心に出勤している人を見かけます。宗教的に関係を感じない人、家にいても仕方ない人、いろいろです。
本日、先週半ばから休暇を取っていた事務の女性と小一時間ばかり話をしました。
子供たちの学校ではおよそ8週間に1週の休暇があるそうです。この頻繁さには驚きました。
子供の集中のためと、教員の休養ということのようです。
従いまして、次は3月、その次は5月で、夏期休業となるわけですね。
この夏期休業も歴史的には夏の農繁期を手伝うためのものだったようですが、今となっては、影も形も無い様子。
日本でも、田植え・刈り入れ休暇なんてのが我々より少し上の世代では当たり前だったようですね。
ゴールデンウィークなんてのは時期的には近いかと思いますけれども。
日本では公立学校の休業は地域によって夏の長いところ、冬の長いところがありますが、
こちらではそういう感覚に乏しいもののよう。まぁ、マサチューセッツは比較的狭いですしね。
スクールバスが子供を拾っていきますから、気候的に通学不能という北国での冬休みの条件も関係ないのでしょうか。
さて、終わってしまった夏休みですが、10週間もあるそうです。
…親は大変ですな。キャンプに行かせたりしても所詮1週間、飽きが来るわけで。
ま、日本で言うところのキャンプor林間学校と言う感じばかりではなくて、
サマースクールというのでしょうか、都市の大学に1週間泊まり物理とか化学のコースを受ける、
などというのが人気があるようです。コストも立派なもので数百ドル〜千ドル超はざらとか。
…親は大変ですな。
4.4.郵便など
Falmouthという由緒はあるものの小さい町で暮らしております。
しかし、中心街(通りの名がMain Streetと直截的ですが)には立派な郵便局が。"荘厳"に近いくらい。
公社化後の郵便局がどの程度気合いが入っている?いない?のかはまだ存じませんが、
こちらは切手帳の自販機があるロビーは平日6時半から開いてます。
念のため申し上げれば、Falmouthは人口28,000弱の町です。
窓口は平日8:15からですが土曜は8:00-12:30だそうで、結構重宝します。
また、ロビーでは梱包用品:箱や筒、クッション材など品揃えも豊富。
違いを大きく認識したのは切手がシール化されていること。
目打ちになっていなくて、1枚1枚の境界も波線で互いにかみ合うような配置です。
もちろん、シールが剥がし易いように裏側には個々のピースの中央部に切れ目も入れてあります。
これと比べますと、日本の切手は相変わらず守旧的ですね。台紙分の紙資源は節約されるわけですが。
4.5.献血
異国の地でコミュニケーションに難ありとくれば、怖いのは病気。
症状も説明が難しければ、病名、臓器などもう大変です。
そんなわけで諸先輩のご忠告を忠実に守り、ビタミンC剤の服用と健康管理に留意はしております。
とはいえ、上司のお言葉を借りれば、
「アメリカを学ぶことも大事」
なので、献血の案内が掲示されたのを機に、参加してみました。
# 病気で病院に行くのと違って、こちらの方にはリスクはほとんどないですからね。
こちらでも赤十字(American Red Cross)がマネージするところは同様のようです。
ただ、日本であれば献血車が出張してきますが、そういったところは違いますね。
研究所の講堂に機材が運び込まれ、臨時の献血ルームが設えられていました。
日本での機械装置の使用に慣れた身には、原始的というか何というか…。
自己血圧で自然にバッグに溜まるに任せての採血でした。
看護士が極たまーに震盪させるだけですしね。しかも1パイント=ca.500mLも採るし。
110lbs.が献血可能な体重の下限だそうで、116lbs.換算の私はこちらでもギリギリです。
# もちろん、あらかじめ計算していきました。
問診の時の比重検査や型のチェック、血圧、脈拍測定は同様ですが、日本でも体温って測りましたっけ?
それと、問診が詳細でした。これは、もう判らない単語のオン・パレードで、いちいち
"What kind of desease?"とか連発です。
私は先だって、一時帰国してきたばかりですし、1月には乗船のため、南アフリカにも行きましたので、
そういったチェックも大変そう。分厚い指示書を調べては、幾人かで確認していました。
採血は15分ほどで終わり、15分の座っての安静を指示されます。
その間、水なり、ジュースなり頂けるところも似ていますね。
いつもより多めに(笑)採りましたけど、何ともありませんでした。
そうそう、個人の特定のためか、SSNを聞かれましたが、あんな数字覚えていません。
1年間だけのビジターだから、といって免除になりましたけど。
1ヶ月ほどして献血カード(プラスチック製でバーコード付き)が到着。
生化学検査の結果も来ると聞いたような気がしましたが、とりあえずカードだけ。
着任前に病院で発行された血液型カードを携帯していますが、肝心な記載の一部に日本語があってイマイチなので、
替わりにこちらを持ち歩くことにします。A positiveってちゃんと書いてあるし。生年月日も入ってるし。
で、特に同封されていた案内によるとCMVというある種のvirusも陰性だそうで使いでがあるそうです、私の血。
4.6.電気製品に関する思想
さて、私の住居は狭く洗濯機をおいていないため、週1回コインランドリーに行きます。
このコインランドリーがまた、工場のようなちょっと驚く広さなのですが、それはそれ。
そこに置いてある洗濯機はごく普通のいわゆる上蓋式のものと、横蓋のドラム式といわれるタイプとがあります。
ドラム式でも扉は前開きで、ま、ガラス押さえのパッキンの周りに緑の藻が見えたりもしますが、単純で頑丈な構造。
聞けば、日本のドラム式はずいぶんと凝った作りだそうで、それもどうかと思います。
昨今は冷蔵庫の扉にまでも液晶ディスプレイの付いているご時世だそうで、日本の電気製品、何か間違ってる気もしますね。
… ?? to be continued ?? …
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5.留守番仰天記
さて、ボスは2年連続してクリスマスに調査航海に出ていたので、今年こそは家族サービスをしなければならないようです。
そんなわけで1週間強、自宅を空けて親戚宅へ行くとかで、留守番を頼まれます。
任務は2つ。飼い犬に餌を与えることと生活の気配を絶やさないこと。
犬の世話はしたことがありませんが、散歩させるまでもなく勝手にうろうろするので手が掛からない(らしい)ことと、
何より、私の借家と違ってホンモノの米国式一軒家を隅々まで家内共々拝見するチャンスなので、
行動の制約は少々ありますが、今回くらいは良いか、と思って引き受けることにしました。
家内滞在中はこちらも休みを取りますが、その後も、朝遅くまで居て、夕方早くにdog foodを与えに戻ることにします。
途中、家内の帰国日があり、早朝の出発になるので、その前日だけは餌を与えた後ボストンへ向かうことはさすがに了承して貰います。
5.1.呆然とする広さ
件のボス宅は、我が家から北北東へ6マイルばかりの湖畔、南向きの斜面に建っています。
道路からかなり引っ込んでいて、新聞・郵便物のチェックは面倒。
何しろ、途中に樅の木畑を作っていて、毎年何十本とクリスマスツリーを売っているくらいです。
その代わり岸辺までは割と近く、好天の日の夜明けは絶景です。夕暮れは方位の関係かイマイチ。
ベッドの中から眺める夜明けの風景、特に、徐々に茜が差していく色の変化が家内は相当気に入った様子。
広い敷地に相応の我々の感覚からすれば大邸宅。
2階建てで、2階は寝室が3つ:メインのご夫婦のもの、お嬢さん2人用(子供部屋大)、息子さん用(子供部屋小)。
メインの寝室区画内にバスがあって、ここだけはバスタブがあります:ここを使わせて貰えました。
そのほかに、大小の子供部屋に挟まれて小さいバス。玄関ホールの上は吹き抜けで階段がぐるりと周っています。
1階にはシングルベッド2つのゲストルームとそれ用のバス。キッチンとメインダイニング、玄関ホール、洗濯室。
一段下がって広い広い暖炉付きのリビング、奥さんとご主人それぞれの書斎。
メインダイニングのテーブルには10人は座れるほどですが、それがかすむほどのリビングの広さ。
家内は「グランドピアノが片隅にある」と驚いていました。書斎は以外と狭いですね。3畳から4畳半くらいでしょうか。
もう、奥さんの掃除は大変そうです。家内同情することしきり。
さらに、工作場、ボイラー室兼倉庫の地下室があり、1階の床面積分まるまるあって、もので満ちあふれています。
さすがに旋盤こそないようですが、ボール盤と巨大な万力を取り付けた作業台。ちょっとした木工場風。
5.2.台所周り
家内の切望する食洗器付きのL字のシステムキッチンは「ドイツ製だから小さい」そうですが(オーブンは我が借家の方が大きい)、
作業スペースは我が横浜の賃貸マンションの倍以上あるでしょうか。12inchのフライパンが小さく見えます。
その割にシンクが小さいのは食洗器があるためでしょうけれども、そのサイズは何故か借家と一緒。
台所のど真ん中にいわゆるベニヤ板サイズの厚い集成材の天板の作業台があり、これをまな板代わりに調理します。
私は、これに驚いた。確かに合理的だし、作業性にも優れています。
家内は配置は殊の外お気に入りでしたが、身長差を感じていたようです:ベットにもよじ登っていましたが。
コンロの上にぶら下がり型のmicrowave(電子レンジ: SHARP製)。大きいですが出力は私のと同じ1200W。
500L級の冷凍冷蔵庫にはめいっぱい食料が詰まっていますが、地下室には長期保存用?かもう一つ冷凍庫があります。
そのほか、半畳ほどの食料庫(缶詰類)があり、掃除用具入れの扉の裏にも缶詰が。
引き出し1つを埋めるスパイスの瓶も凄い。家内は眼を輝かせていました。ともかく収納の容量が桁違いです。
コンロの反対側には6人用のダイニングテーブルがあり、朝食はここで入れ替わり立ち替わりみたいですね。
… ?? to be continued ?? …
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6.嫁さん再び
今度は、やる気満々の両大統領のとばっちりを受けて休暇が召し上げられていたわが嫁さん、
# 意外と細かいところまで世界情勢に左右される我が新婚?生活。
正規?戦の終了を受けて、GWにはようやく休暇を取って再度来襲。
前回は予測通り乗り継ぎ便に間に合わず、大冒険になったので、今回はもう少し周到に段取りましたが…。
…何で、隣のターミナルビルに出てくるかね?
ま、検証は帰りの際に本人にして貰っていますので、じきにこの下にでもぶら下げると思います。
=> 奥様大冒険 〜 その出口を抜けると、カウンターはアリタリアだった……? へ
浮世絵コレクション世界一を誇るというBoston museum, Fine Artsの見学が主目的でして、土日の2日かけましたが、
全然追いつきません。合わせて1/4に漸くと言うところ。
しかも、こういっちゃなんですが、ぱっとしない絵師の作品ばかり。出稼ぎ中でしょうか。
その代わり、大受けが「根付」でして、たいしたものでした。
補足: 聞くところによると、浮世絵を縮小して根付を大幅に拡張したのだそうです。(2003-12-14)
ヨーロッパでも人気だそうで、英国にアーティストがいるとも紹介されていました。
そこで夫婦共通の感想、「ああ、日本人って江戸時代からオタクだったんだ…」
家内は勢いづいて根付のカタログを購入しましたが、あとから全て英文と再認識し、ショックを受けていました。
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7.退却戦
滞在の最後には家内がまた来ておりまして、更新どころではなく、諸事滞っております。
ともかく、隣の隣の州の日本人の方に車を売却し、ナンバープレートを返し、身の回り品を送り出し、戻って参りました…。
家具付きを借りていましたので、処分品はほとんどなく、自家用車くらいのものです。
処分は実はちょっともたつきました。
私の原所属で2年勤めていたフランス人ポスドクが 9月から移って来るというので、向こうから声をかけてきましたが、
いざ来てみたら、難癖を付けてきて予め合意していた額の40%まで値を叩いてきました。
向こうにも事情はあり、こちらにも譲歩すべき点も無いでは無いでしたが、ちょっとあんまりなので、
結局破談にして、帰国1ヶ月に迫ってから引き取り手を捜す羽目になります。
日本人研究者のMLで案内し、隣の隣コネチカット州の方に声をかけていただきました。
折角ですので、観光を兼ねてお届けに上がりました。
帰りは、レンタカーを借りて引き払いの当日まで使いましたが、4ドアコンパクトという安い車にしたつもりが、
何がどうなったかばりばりのスポーツカー(Ford Mustang)2ドアになってしまいました。
ま、本来は喜ぶべきなのでしょうが、雨がちの季節、引き払いの目的にはちょっと…。
コインランドリーに銀色のMustangを停めるのは妙な気がしました。
さて売却した乗用車の登録抹消は簡単で、自分でライセンスプレートを外しまして、レジストリ(日本だと陸運局ですか)に持参します。
その場で返却受領書を2通貰いますが、その足で一方を保険屋に渡して保険のキャンセル手続きをしてお終い。
人口3万に満たない小さな町ですが、それに見合ったレジストリは混んでいて、
返却だけで待っている人は結構いまして、少しすると順番札に関係なく声がかかり処理されました。
(銀行口座の話、が続く予定です)
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